窒素ガス充填(真空引き)のご案内
最終更新日:2022.6.20
窒素ガスとは・・・ |
大気中の約79%は窒素ガスで、残りは約20%の酸素と1%レベルのアルゴンガスです。 窒素ガスそのものは無味、無臭、無毒で酸化防止作用があり、 温度に対する膨張変化が少ない元素です。常温では無害・不燃・不活性であります。また元素記号はN2になります。 |
窒素ガスは必要なのか |
近年、高速道路におけるタイヤのトラブルのなかで、バースト(破裂)がとても多くなっています。 その要因は空気圧の不足によるものがほとんどで、タイヤの偏平化に伴い、外見からの空気圧不足が判断しにくいため、スタンディングウェーブ現象などによるバースト・セパレーション(剥離)が増えています。そこで空気が抜けにくく、温度による膨張がすくない「窒素ガス」が注目されています。 |
窒素ガスのメリット |
@空気圧不足によるタイヤのバーストを防止 A温度よる膨張変化が少ないので、夏の炎天下や冬の寒い時期でも内圧が安定する B空気圧の低下・抜けが少ない(分子レベルで酸素よりも粒子が大きいので、ゴムに対しての透過性が低い) Cロードノイズが低減(空気に比べ、音の伝達速度が遅く、伝達率も低い) Dタイヤコードやホイールの腐食・劣化を防止(不活性ガスのため、水分・油を含まない) E乗り心地がよくなる(空気圧が一定であるため、同時にタイヤの磨耗も安定する) F空気圧低下が少ないため、燃費向上が期待できます |
窒素ガス充填料金(4本1台分) | |
普通乗用車 | 2,000円 (税込価格2,200円) |
4x4車・RV・SUV車 | 3,000円 (税込価格3,300円) |
◆メンテナンスによる補充の場合、4本550円より ◆窒素ガス識別用バルブキャップは4個550円になります |
窒素ガス充填の手順・・・こだわりの真空引き採用 | |
当社取り扱いの窒素ガスは純度(99,99%以上)がとても高い物を使用しています。 (一部、自動窒素ガス発生装置で作られた物は、ガス屋さんに言わせると純度がかなり低いとのこと) またタイヤ内部を限りなく窒素ガス100%に近づけるため、真空引きを採用しています。 とくに、タイヤ内の水分を除去しつつ、ドライ状態を保ちつつ、窒素ガスを充填しますので、 タイヤ及びホイールの腐食も軽減できると、考えております。 |
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まずタイヤから既存の空気を抜きます ↓ |
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次にタイヤ内に残った空気を真空引きします ↓ |
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窒素ガス対応エアゲージにて規定圧まで充填します |
窒素ガス、よく使われていますよ・・ |
@レース車両のタイヤ A航空機専用タイヤ B東京モノレールや埼玉新交通などの公共交通機関 C食品や洗剤のパック(酸化防止。缶飲料の充填にも使われています。) Dタンクや蒸留塔などのバージ(防爆) |